アメリカでごく一般的なイベント。ホームパーティについて。

渡米して間もなく、ダンナの同僚のホームパーティにたびたび招かれるようになりました。
ホストはあらかじめ準備していた食事を振る舞い、集まった人たちはビール片手に近況を話し合ったり、ポーカーやダーツに興じます。夜も更けてくると踊りだしたり、大声で騒いでもう大変です。招かれる方はワインとかビールを持ち込んだり、手料理を持ち込んだりします。


もうワーキャー、ドンガラガッシャンの世界です。

別の部屋で大画面で映画を見てたらポーカーが始まったので参加。 カードを触っている間は英語しか話せません(べガスや街のカジノでの一般的なルール)





なので、大勢を招くホームパーティではホストの責任というか、大騒ぎに耐えられる環境を提供できる、割と大きなお宅、一戸建ては必須の様に思われます。そういうお宅だと、みんな勝手に冷蔵庫を開ける、棚を開ける、引き出しを開ける、ベッドルームで寝る、暖炉つける、料理する、もうやりたい放題っていうか、はっきり言ってなんでもアリです。

誰だか分らない人もいる。「あ、あの人マドンナ(似)じゃね?(んなわけない)」「近所の人だってさ〜」
「こ、これがあの有名なホームパーティか・・・。」ಠ_ಠ
凄くフレンドリーに話しかけてくれる人や、見知らぬアジア人を遠巻きに見る人など色々です。

日本の住宅事情や、マナー的にはこういうスタイルはちょっと難しいと思いました。理解できないというか、自宅にダーツとかビリヤード台があったりとか、一戸建てでも大騒ぎっていうのは近所迷惑になり得る。アメリカは家と家が離れすぎててちょっとやそっとでは近所迷惑になりません・・・。

月に一回くらいの頻度で招かれるので、たまにはビールだけじゃなくて手料理でも持って行こうかな〜、と考えるようになりました。というのも、アメリカ人に限らず欧米の人は本当にお寿司が大好きみたいで、初対面では絶対にお寿司について聞かれるし、お寿司が好きだという事をみんな言うし(いや、最初は社交辞令かと思いましたよ)、料理上手なホームパーティのホストさんでさえ、「日本人が来るパーティではお寿司は作らない」と断言していましたので、やっぱり日本人に期待されている料理はお寿司なんですね。と。

私もお寿司なんて作った事ないから正直言って何ができるか不安だったんですけど、さすがというかやっぱりというか、日本人は寿司作れるんですね。生まれながらにそういう機能が備わってるんですね。自分で作ったお寿司、食べてお寿司の味してウケたよ。

一度、欧米人にちらし寿司を振る舞った事があるんです。正直言ってこんなに上手くできると思ってなかったというくらい、上出来だったんです。自信があったんですよ。でもいざ出したら、不評っていうか、「何これ・・・え・・・これ寿司なの?寿司食べれるって楽しみにして来たのに・・・」って感じであまり喜ばれなかったという経験がありましたので、やっぱり巻き寿司がいいかな〜ということで巻き寿司を作って持って行きました。

欧米人は海苔が怖いみたいで、カリフォルニアロールなどは海苔は内側、外側が米になってます。いわゆる太巻きは外が海苔なので、やっぱり最後まで残ってましたけど、無事全部売れました。お寿司バーンて出した瞬間に人々がわらわら集まって来ました。本当にみんなお寿司が大好きなんだね。